2008年11月20日

中心結節

定期健診で、第二小臼歯に角(ツノ)のような突起が発見されました。
これは、何でしょうか?

角2




中心結節といいます。
この角の部分に細い神経が入っています。
これが折れると、大変です。
痛みがでてきます。
また、折れたために歯の神経が死んだ場合は、歯の根の成長が止まってしまいます。
生えて間もない時に中心結節が折れにくいようにしておく必要があります。

角3




中心結節の周りを、レジンという材料をつめて、折れにくいように補強しました。
こうしておけば、徐々に磨り減っていきますが、歯の根が出来上がるまで時間を稼ぐことが出来き、中心結節の中の神経も少しずつ小さくなっていきます。

結節2→結節3




通常は小臼歯に多いのですが、第二大臼歯にある場合があります。
これも中心結節の周りにレジンをつめて折れないように補強しました。
定期健診で、中心結節を発見するのも大切なことです。


shimada_dental at 09:47│Comments(0)TrackBack(0)clip!最新の歯科治療 

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