2010年11月05日

子供の反対咬合(受け口)の矯正治療は、いつから始める?

反対咬合(受け口)の矯正治療 いつから?子供の反対咬合(受け口)の矯正治療は、いつから始めた方かいいでしょうか?




乳歯列の反対咬合で、歯科医院に行っても、
「このまま永久歯が生えるまで様子を見ましょう。」
と言われることがあります。
「様子を見ましょう。」って言うことは、そのままにしておいて、自然に反対咬合がなおるかどうかですが・・・

日本矯正歯科学会で発表されたデータによると、乳歯列の反対咬合が永久歯がはえてきて自然になおったのは、6%だけだそうです。
永久歯に生え変わっても反対咬合だったのは94%。
反対咬合は自然に治る可能性はかなり低いということです。
また、両親に反対咬合がある遺伝的なものは、自然には、なおりません。

反対咬合は、早くなおさないとなおすのが、だんだん困難になってきますので、なるべく早く治療を始める方がいいと思います。
反対咬合の治療は、乳歯列(3歳から)、遅くても混合歯列初期(7歳までに)に治療することをおすすめします。
遅くなると骨格的反対咬合(下顎が大きくなる)になり、歯の矯正治療では治せなくなっていきます。

反対咬合を「様子を見ましょう。」という歯科医院では、矯正治療を矯正専門医に紹介する歯科医院だと思います。
自然になおらないのを確認してから、矯正専門医に紹介するようですが、永久歯に生え変わってから矯正治療するより、早めに乳歯列から治療した方が、なおしやすくなります。
3歳から治療ができますので、早めの治療をおすすめします。

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