2011年03月03日
摂食治療 摂食嚥下リハビリテーション リクライニング
月に2回、特別養護老人ホームたまがわに摂食治療に行っています。
早めに行って、老人ホームのお庭を散歩しました。
冬のお花が咲いていました。
まだまだ寒いですが、お花を見ると少しほっと暖かくなります。
今回の摂食治療は、姿勢をリクライニングにした方がいい場合です。
食事は全介助の方で、食べ物をお口に溜め込んでしまい、嚥下がなかなか起こりません。
どうも舌の動きが悪いようです。
リクライニング車椅子に変えてもらい、姿勢を少しリクライニングにして、食事をするようにしてみました。
通常は、お口に入れた食べ物を舌の動きによって、のどの方に送り込み、嚥下しますが、舌の動きが悪い方は、リクライニングにすると、重力によって、送りこみができます。
また、のどでは、食道が後ろにあり、食道の前に気管がありますので、リクライニングにすることによって、食べ物がのどの後ろ側を通り、気管に入りにくくなり、誤嚥しないようになります。
リクライニングにすることによって、嚥下もスムーズにできるようになりました。