2014年05月23日

乳歯列反対咬合の治療による顔面の変化

子供 歯並び 小児矯正 反対咬合 受け口乳歯の歯並びに適応して顔の骨が形成されていきます。
乳歯列弓の形を変化させると、歯槽基底も変化するからです。
更には、顎骨大部に形と位置の変化で、顔面頭蓋を構成している骨も変わります。
・・・・と難しい話ですが簡単に言うと、乳歯の時には、歯並びによって顔の形が変わっていきます。
そして、乳歯の時に歯並びをなおすと、顔の形もよくなっていきます。
今回は、特に反対咬合(受け口)について投稿したいと思います。


反対咬合をなおすと、顔もきれいになります。
下の写真は、反対咬合の治療前と治療後です。

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左の写真は、反対咬合の治療前の写真ですが、顔の真ん中がくぼみ、下顎が出て、反対咬合特有の受け口の顔です。
右の写真は、反対咬合の治療後の顔です。
いい顔になったでしょう。
どうでしょうか?


次は臼歯(奥歯)の反対咬合です。
顎が曲がっています。

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左の写真は、反対咬合の治療前の写真ですが、右の奥歯が反対咬合になっています。
そのため、顎も右に曲がっています。
右の写真は、反対咬合の治療後の顔です。
いい顔になったでしょう。
どうでしょうか?

反対咬合は、なるべく早めに治療を開始して、早くきれいな噛み合わせにすることによって、顔もいい顔にすることが大切です。

反対咬合は、早くなおさないとなおすのが、だんだん困難になってきます。
反対咬合の治療は、乳歯列(3歳から)、遅くても混合歯列初期(7歳までに)に治療することをおすすめします。
遅くなると骨格的反対咬合(下顎が大きくなる)になり、歯の矯正治療では治せなくなっていきます。

日本矯正歯科学会で発表されたデータによると、乳歯列の反対咬合が永久歯がはえてきて自然になおったのは、6%だけだそうです。
永久歯に生え変わっても反対咬合だったのは94%。
反対咬合は自然に治る可能性はかなり低いということです。
また、両親に反対咬合がある遺伝的なものは、自然には、なおりません。


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